1日でできる!開業届の書き方〜提出まで!ピアニストの具体例付き!


音楽として活動したり、ピアノ教室などを始めるにあたって、【開業届け】は必須です!

開業届けを提出し、確定申告を行い、社会的信用を上げる事で宣伝活動もでき、演奏活動やピアノ教室などを趣味の延長やボランティアではなく、事業として運営し継続する事ができます。
また、提出しないことで損をしてしまうことも。。

【音楽家のためのお金の基礎】差し引かれた税金そのままにしていませんか?

しかし【開業届】という名前からして小難しそうで気が引けてしまいますが、作成や提出は拍子抜けするほど簡単で、郵送でもできます。
私個人も提出した後も、事業を始めた実感がわかないほどでした笑

今回は音楽家向けに開業届の書き方を、ピアニストの具体例・体験談を交えてご紹介!
皆さんも提出する際の参考にしてみてくださいね♪



開業届を作ろう!

STEP.1
事業内容を考えよう!

開業届の「事業の概要」という欄に書く内容を考えます。自分がどんなサービスで収入を得ていきたいか改めて考えてみましょう!

【音楽家】というワードを含めることがおすすめ!
例えばピアニストの場合、「ピアノ演奏」などと限定してしまうと、レッスンセミナーなどの講師業、楽譜や本を出版するなど、演奏と異なる事業を行なった場合に経費を申請できない可能性があるためです。
例えば、音楽家(○○演奏、○○講師、○○)など今後事業としてやりたいことなども含めて書くと良いでしょう。
ピアニストの例
私の場合、ピアニストでもありますが、編曲楽譜の作成、ピアノ講師としても活動しています。
STEP.2
ブランド名を考えよう!

自分のやりたい事業、何の楽器の演奏家が提供するサービスなのかが分かる内容が良いでしょう!
おしゃれなのも良いですが、サービス内容が伝わり、覚えてもらわないと意味がありません。
音楽家の場合、音楽、楽器、音楽用語にまつわるワードを使ってもよいですね。
個人の事務所・教室の場合や名前を入れても良いでしょう。

ブランド名の考え方
普段身近に使う物、サービス、お店なども参考にしてみても良いでしょう。
例えば、YAMAHA、KAWAIは創業者の名前が付けられています。
音楽の友、全音楽出版などは、音楽の出版物を扱う会社であることがすぐに分かります。
クロサワバイオリン、鍵盤堂、管楽器専門店〇〇、などは特定の楽器を扱う専門店であることが分かりますね。
ピアノドクター、サウンドハウス、ミューズスコアなどなど一言で何のサービスかイメージすることができます。
ピアニストの例
BeauTone(ビュートーン)を屋号として活動しています。BeautifulとToneをかけ合わせた言葉を作りました。
この名前は個人事業を始める前、音楽雑貨のハンドメイド作家として趣味で活動していた時に作った物です。

禁止されている名称でない?
例えば商標登録されている名称、「○○会社」「○○法人」など法人のみに使う名称、「○○銀行」や「○○証券」など法律で定められている特定業種名など。また、同じ業界、同じ楽器演奏家や、教室などの場合同じ地域に似た名前がないかチェックしておきましょう。

STEP.3
開業届を作ろう!

国税庁のHPより書類をDLして作成するのですが、無料で簡単に書類が作れるfreeeがおすすめです!
経理などの専門用語などの知識がなくても、書き方に迷うことなく、アンケート感覚で ”はい” ”いいえ”で答えたり、フォームに文章を入力していくだけで自動で【開業届】が完成します!
私もFreeeを活用しました♬

参考 “開業freee” 参考 “国税庁開業届”
青色?白色申告とどっちを選ぶ
控除額の多い青色申告(控除65万)をおすすめします。但し確定申告書の書類作り、複式簿記などの記帳が難しいため、経理の専門家に依頼するか専用のソフトなどを使用するのが一般的です。私の場合、上記freeeの有料版を使って、自分で確定申告を行なっています。
簿記の専門的な知識がなくても操作が分かりやすく、3/15に提出する必要のある確定申告書まで作成できます。

STEP.4
開業届を出そう!

プリントアウトして管轄の税務署へ郵送・窓口へ提出しましょう。
ピアニストの例
書類作成で不明な点など質問も、税務署では直接相談を受け付けているので、窓口に行く事をオススメします。
私は、時間もありせっかくなので、(税務署ってどんなところだろうという興味もあり)、2017年9月1日立川税務署へ直接提出してみる事にしました。
提出したらおめでとうございます!みたいな感じになるのか想像していましたが、書類の不備や、簡単に内容をチェックされ、3分もたたず受領印を押されて拍子抜けするほどあっけなく簡単に開業しました。。
ちょうど9/1で、年度後期の第一日という事もあり、次々と【開業届】を提出する方がいらっしゃいました。事業は始めるのは簡単、継続は難しいのだと悟り、まずは3年継続する決意を固めました。(2020年9月1日で3年を達成!次は5年を目標にしています!)

提出日

いつ提出する?
原則として開業日の1ヶ月以内に提出する必要があります。過ぎたからといって罰則があるわけではありませんので目安として提出しましょう。
今が1月とすると分かりやすいので1/1を開業日にする、別の月の第一日にする、何かの記念日にする、ミュージックの日にする(3/19)など好きなタイミングで始められます。できるだけ早いタイミングで提出して事業を開始するのがおすすめです。
ピアニストの例
私の場合、ある年の8/31に会社員を退職し、翌日の9/1に開業しました。表向き副業禁止の会社でしたのでこの様な形ではじめました!
STEP.5
‘経費書類をまとめておこう!’

開業する前にかかった費用も【開業費】として経費にすることができます。まずは、領収書などをあつめひとまとめにしておきましょう!領収書がない!という場合も経費に申請できる場合があります。詳しくはまた別に記事てご紹介します!
音楽家、指導者、フリーランスのための確定申告・税金ガイド / オンカク2021年度版
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読者様よりいただいたご質問

長年開業届を提出せずにピアノ教室をしていました。
今からの提出でも大丈夫ですか?

これまで提出していないことに罰則はありませんので、開業届の提出を検討された今からでも提出されることをお勧めいたします。
まずは開業届を制作し、最寄りの税務署にご相談ください。
信用度が上がりさまざまなサービスを展開できるだけでなく、教室の運営にかかる費用を経費にできたり、条件によっては節税ができます。
またコロナ禍2020年には文化庁で音楽家・自宅教室を運営されている方向けの助成金もありました。この助成金を申請できるのは開業届を提出されていることが条件としてありました。
今後、補助金や助成金が必要となった際に活用するためにも、開業届の提出を思い立った今からでも提出されることをお勧めいたします。

最後までご覧頂きましてありがとうございました!
今後も、個人事業のピアニストが行う確定申告について体験談をもとに役立つ情報をシェアしていきます!
少しでもお役に立てれば幸いです。
また次回をお楽しみに♪

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【音楽家のためのお金の基礎】差し引かれた税金そのままにしていませんか?

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