演奏家のみなさん、SNSだけでなく、HPやポートフォリオページは持っていますか?
プロフィール文だけでなく演奏実績をまとめたポートフォリオを作成することで演奏の仕事に繋がる可能性がぐんとあがります。
今回は、最短5分※(ポートフォリオに載せる内容を検討する時間は除きます)
word感覚で作れる、Googleドキュメントを使った音楽家のためのポートフォリオページの作り方をご紹介!
GoogleのアカウントだけあればOKなので、面倒な会員登録などは不要です!
スマホでできちゃうので移動時間などのスキマ時間を活用して作ってみませんか?
このようなページが作れます!
参考
BeauToneの作成したgoogleスプレッドシートのポートフォリオ
なぜGoogleドキュメントなの?
文字を追加するごとに自動保存機能があります。そのためWordなどのように保存する必要がありません。移動中などの隙間時間などこまめに編集が可能です。ポートフォリオは常に最新の内容が更新されていることが必要です。様々ツールがありますが、私が1番使いやすいと感じたアプリでご紹介します
- 仕事につながる可能性が高い
- 応募資料を作るときに時短になる
- 自己評価を高める
- プロフェッショナルなイメージ
オーディションやコンサート出演の際に提出することで、効果的に自己アピールすることができます。
今では出演の応募をWebで受け付けていることが多いです。その時にこのポートフォリオを共有するだけで選考がすぐ終わります。
実際に演奏者を募集している場に、ポートフォリオつきて提出して翌日に出演打診の連絡が来たこともあります。
特に、動画のURLなどをポートフォリオに貼ることは、一目で演奏者像が把握できるようなのでおすすめです。
指定の様式などで応募する必要がある場合も、作成したポートフォリをコピペや引用して作成に役立てることができます。
1から過去の実績を振り返る時間が不要となるので時短になります。
ポートフォリオを作ることで、これまで積み重ねた実績を客観的に振り返ることができます。
たくさんの実績を見直すことで、自己評価を高めることができ、今後の音楽活動のモチベーションアップに繋がります。
音楽家としての実績のみを一目で伝えることができるので、趣味の投稿も含むSNSと違いプロフェッショナルなイメージを発信することができます。
SNS(Twitter、Instagram、Facebook)だけではダメなの?
上記のSNSは、演奏会の裏側など、今現在の活動や、プライベートの発信には向いてすが、過去の実績を伝えることに向いていません。
個人的な日常や趣味なども投稿されたり、せっかく公演実績を投稿しても、投稿順序やアルゴリズムに左右されることが多く、またタイムラインとして過去の投稿が流れていってしまうプラットホームです。
演奏を依頼する側の視点で考えると、過去の投稿を全部遡って実績を追うようなことは時間がかかるので行わないでしょう。また、連絡先や演奏実績を見る手段がSNSしかない音楽家は信用度が落ちてしまいます。SNSの限られた文字数のプロフィールや、投稿内容(最新の内容)だけを見てダイレクトメールなどで出演依頼をすることは稀です。
その点、ポートフォリオページは、音楽家としての実績のみを一目で伝えることができるので、プロフェッショナルなイメージを発信することができます。
過去の投稿が流れず、ネット検索や画像検索に表示されるので、ポートフォリオの作成と同じぐらい(それ以上に?)おすすめです。
私の場合、YouTube経由で演奏の依頼をいただいたケースがあります。YouTubeにもポートフォリオページを貼っているので相乗効果かもしれません!
ポートフォリオを作ってみよう
あとで追加したい内容はスマホで簡単に編集できるので気楽に書き出してみましょう。
私の場合、背景が白く、スポットライトのあるグランドピアノスタジオを借りて、カメラが趣味の夫にご飯を奢って撮影してもらいました笑
参考 ポージングや構図などはこちらのアカウントを参考にさせていただきました。bloomリラックスして撮れるので友人や家族に撮ってもらうのもおすすめです。
名前
専攻楽器
出身校
師事した講師
コンクールや出演実績のピックアップ
勤めている音楽教室
現在の活動を要約した内容etc
出演年
コンクール名
受賞内容
HP URLやYouTube※
公演名
開催地
演奏内容
画像または、webURLやYouTube
※ネット上で、コンサート・コンクールの概要や出演歴や受賞歴が掲載されている場合や、
YouTubeなどで演奏が見れる場合は積極的に URLを貼っていきましょう。
音源があればそのデータでもOKです。
※画像はコンサートチラシや、演奏中の写真などがあれば用意します。後から用意して貼り付けでもOKです。特にアピールしたい実績のみ、掲載する形でも良いでしょう。
例
2023.3/18-21
箱根小涌園天悠(神奈川県) 音楽コンサート(ピアノソロ)出演
https://www.ten-yu.com/music_show3.html
コンサートの出演歴は、リサイタルなどの大きな舞台をはじめ、どんな小さなものでも構いません。
どの点が演奏を依頼を検討するクライアントにとってアピールになるかわかりません。学生時代の実績や報酬を得ずにボランティアで行った内容立派な経験ですので、掲載していくと良いでしょう。
例
・主催のコンサートやリサイタル
・海外での経験(音楽祭やマスタークラスの受講・留学・短期留学など)
・コンサートホールでのロビーコンサート
・レストランなどでのBGM演奏
・学校や施設での訪問演奏
・発表会のゲスト出演
・〇〇コンサートで伴奏やサポート出演
・CDなどのレコーディングの参加
・合唱団としての参加
・オケエキストラ、助演などで参加
・披露宴での演奏(親族や友人のでもOK)
・ラジオ出演や取材を受けた(地方紙なども含む)
Etc…
出演実績を思い出せない。。
ひとまず思い出せる内容数点でOK!まずは公開すること最優先でやってみましょう。最初に完璧な内容であげる必要はありません。簡単に編集できるのでポートフォリオは更新されていくものです。実績思い出すヒントとして、過去応募に使用したエントリーシートなど振り返ってみましょう。また、SNSがあれば過去の投稿を全て振り返ってみましょう。また、自分の名前でweb検索、画像検索すると思いがけず過去の実績が発掘できることがあります。
Webサイトの文末にある【お問い合わせボタン】と同じぐらい必要な内容です。
迷わず依頼に繋がるよう必ず記載しましょう。メールでやり取りする時の文末に添える署名欄をイメージすると良いでしょう。
そのほかアピールしたい内容があったり、1つの項目が多すぎるなと思ったら項目を増やしてOKです。
見やすくまとめていきましょう〜この作業は後ででも編集できるのでひとまず次にすすんでもOKです。
例:ソロコンサートとその他の出演実績を分ける、レコーディング実績という項目を作る
私の場合は、ピアノ講師、楽譜・教材制作、作曲、アレンジャーとしても活動しているのでそれぞれ項目を増やしています
参考 私のポートフォリオページですWordpressで作成
今回は履歴書テンプレートを使用してみます。
本番が終わるごとなどに、定期的に見直して追加して行きましょう。
スマホで気軽に編集できるので、移動中のスキマ時間を使って更新して行きましょう。
Googleドキュメントの編集に慣れて、もっと本格的なポートフォリオページを作りたい!文章にもこだわりたい!という方はこちら↓もどうぞ!
ポートフォリオのブラッシュアップ
ポートフォリオ作りで意識するポイントとは?
ポートフォリオを作る目的を常に意識しましょう。
演奏依頼を検討するクライアントの目線で、依頼をしたくなる演奏家か、
具体的にどんな演奏してくれるか、人柄を含め、演奏家像が伝わることが大切です。
文字の羅列だけにならないよう、動画や写真、音声、そしてお客様の声や主催者からの感想をヒアリングして自分の言葉でまとめていくこともおすすめです。
。

もっとおしゃれなデザインにするには?
専門知識なしで簡単にHPを作れる【無料】サービス2つとその使い方をご紹介します。ここまで作ったポートフォリオの内容を元にコピペして作ることができます!
。


Googleで検索した時に自分のページが検索結果に表示されるようにするには?
Googleスプレッド、上記でご案内した無料のWeb制作サイトサービスでは基本的に作ることができません。このような音楽家専用のポートフォリオページを作成できるサービスも使用しても良いでしょう。デザイン性の高いHPと同じクオリティで作成できる【無料】サービス3点ご紹介します。記載した内容がGoogleで検索の対象となり検索に表示される可能性があります。
参考
クラリ項目ごとに実績をかけてポートフォリオっぽい
参考
日本のクラシック音楽家.netTwitter/facebookの投稿が表示される機能があり最新の状況を伝えやすい
もっと検索結果上位に表示されるようにするには?
主にWordpressを使用してサーバーとの契約、ドメインの取得HPやブログを制作していく必要があります。制作の難易度があがりますが、Web検索したユーザーからの依頼に繋がっています。またアフィリエイトでの広告収入を得ることもできます。専門知識が必要で業者に依頼するのが一般的ですが、私はこのページを5年前、本やネットで検索しながら独学で作り上げました。。(当時収入も少なく予算がなかったので笑)よりグレードアップしたい方、ぜひチャレンジしてみてください♬ 今後WordpressでHPを作る方法もシェアできたらと思います!
プロフィール文をもっとブラッシングアップしたい
私もポートフォリオを作成するため、数々の本やブログで学んできました。その中で特におすすめの情報をシェアします。
参考 あなたが見えてくるプロフィールの書き方①若手音楽家のためのキャリア相談室4』東京藝術大学 演奏技術やマインドやメンタルに関する本が多い中、演奏家の仕事を得るための方法を「ビジネス」視点で学べる数少ない良書です。 私が音大生だった時に読んでおきたかった、、と思う音楽を仕事にするためのノウハウが学べる本です。ポートフォリオページ作成においては5章のブランディングが特に参考になるでしょう。 参考 【音楽家プロフィール】ひと味違う書き方と写真の撮り方【NG例も】 参考 演奏家のプ ロフィールの書き方って?今ではありがたいことに、音楽事業のみで生計を立てることができています。
私のフリーランス→会社員→音楽事業で独立するまでの経験談を語るミニストーリブックをKindleで販売開始!
私のような失敗をせず、今から何ができるかヒントにしてもらえれば嬉しいです!
コメントを残す